6月8日(日)午前9時30分から午後2時30分まで、もったいない市が並木まちづくりセンターで開催されました。
この催しは、春と秋の年に2回開催されていて、自宅で不用となったがまだ使える品物を地域のみなさんが持ち寄り、来場者が必要な商品を無料で持ち帰れるというものです。
また、持ち込まれた品物の一部は、秋に行われる市民フェスティバルに出品もしているとのことです。
もったいない市の歴史は古く、20年以上前から続いているそうです。春は秋冬物・秋は春夏物の衣類が多く、毎回衣服類で300~400点、食器類で100~200点の持ち込みがあるそうです。毎回300名以上の方が来場して、必要なものや気に入った品物を持ち帰っておられます(持ち帰り制限は1人5点まで)。
商品は豊富にそろっており、男性用・女性用・お子様用・小物・陶器・食器などさまざまです。本取材中にも台車に乗せられた品々が運ばれてきて、担当の方々が一点ずつ細かくチェックし、各テーブルに対象者ごとに奇麗にたたんで陳列していました。中には婚礼用の服や新品の靴下、ランドセル、大型のスーツケース等もあり、見ているだけで宝探しのようなわくわくした気持ちになることは間違いありません。
開催中も常に商品が持ち込まれるので、早く来ればお目当ての品が手に入るというものではないようです。タイミングによっては思ってもいなかった宝物に出会える可能性も……。
生地がほつれて着ることが出来ないものや、ひび割れや欠けてしまっている食器なども何点かはあるようですが、これらは東部クリーンセンターへ運ばれてリサイクルにまわしているそうです。地域でできる環境保護の一環として徹底したリサイクルになっていると感じました。
午前9時30分からの開始ですが、入り口には開始前から十数名の方がお待地になっていて、お子様連れの親子からシニア層まで、幅広い方が来られていました。
来場された何人かにお話を伺ったところ、
「子ども食堂を運営しており、無料なのはコスト削減にもなるしとても助かっている」
「初めて来たが、自宅で使わなくなったものを捨てるのではなく、必要な人がまた使ってくれるのはとても素晴らしいことだと思います」
「去年の冬に着ていたコートを捨てようかと思ったが、もったいない市の話を聞いて持ち込みました」
「午前と午後と足を運ぶと、違った品が並んでいてとても面白い」
など、みなさん目をキラキラさせながら笑顔でコメントしてくださいました。
天気にも恵まれ、少し曇りでそれほど気温も高くなく、担当の方々が熱中症になる心配も少なかったように感じます。
次回の秋開催では今回とはまた違ったお宝に巡り合える期待が高まる催しでした。

ポスターでも呼びかけています

指示にしたがって参加しましょう

食品も受け付けています

衣類の受け付けです

受け付けた品物は順番に整理されます

たくさんの品物が次々に集まってきます

魅力的な服もいっぱい


服は女性用・男性用などに整理して並べられます


たくさんの人が訪れています

中庭では陶磁器もたくさん並べられています

お目当てのものを吟味するのも楽しみです