子どもたちの登下校を見守ります
4月、小学生が安全に登下校できるよう見守ってくださっている、ふれあい会の「見守り隊」について取材しました。登校時見守りの現場に出向き、加藤さんと金矢さんからお話を伺いました。
見守り隊は現在21人、登校時7カ所、下校時15カ所の場所で行っているそうです。登校時刻は全学年一斉ですが、下校時刻は低学年と高学年で違っているので毎日3回の出動となります。それは、お互いに都合を付け合いながら、年間にすると約450回にもなるそうです。特に、1年生の下校時は最後の子どもが横断歩道を渡り終えて自宅にたどり着くまで見守っている、というお話には感動しました。
この活動は埼玉県から委託され、20年前から受け継がれていて、交通安全チョッキが貸与されるものの無償で行っているそうです。
「毎日の見守り、大変ではありませんか?」という質問に「子どもたちから元気をもらえる」「生活にメリハリができる」というお元気な言葉が帰ってきて、こちらも元気をもらい爽やかな気持ちになりました。
校門近くでは、交通指導員の大内さん、飯田さん、校長先生や教頭先生たちも登場され、子どもたちが巻き込まれる事件が多発している今日、この所沢ニュータウンでは沢山の方々に見守られて、子どもたちが安全に登下校できていることを実感しました。
この見守り隊のほかにも、「ふれあい会」では、ユニークな活動を沢山なさっています。「できる人が・できる時に・できる事を」を合い言葉に地域を支えていらっしゃる活動をこれからも少しずつ紹介していけたらと思います。
登校してきた子どもたちは、バイオリンの美しい音色に出迎えられます。同校の音楽教師による生演奏が校庭や校舎ベランダで繰り広げられています。この日は、聞き覚えのあるパッヘルベルのカノンでした。
校長先生曰わく「所沢市内でも、おそらく本校だけです」。そう笑顔でお話しくださいました。これは同校の名物とも言えるので追記します。

「見守り隊」に見守られて学校へ

横断歩道は気をつけて

交通指導員さんも大活躍

気をつけて渡りましょう

校長先生もお出迎え

校庭にはバイオリンの音が響きます