所沢市合同防災訓練

委員会ニュース

 11月30日(日)、合同防災訓練が行われました。8時の市の防災放送を合図に、参加者は各自1次避難所の浅海原公園に集合、その後中央小学校の体育館へ移動しました。

今回の避難訓練には94名の方が参加されました。市の職員、消防署の方々のあいさつがあり、その後、体育館の外で「消火器の説明と消火器での消火体験」や「地震体験車での揺れの怖さ体験」「ラジオでの臨時放送受信訓練」をしました。

 消火器の使い方は、①消火器のピンを抜く ②ホースを火元に向ける ③レバーを握る この3ステップです。一般的な消火器の放射時間はたった15秒ほどしか無いそうです。この短い時間で出来るのは初期消火だけで、初期消火が難しい場合や火元が大きくなってしまった場合は速やかに避難し、通報しましょう。

 次に地震体験車に乗りました。子供は小学生以上から乗車することができ、4名ずつ向かい合わせで座り、シートベルトを締め、地震発生を知らせるアラームが鳴ると揺れが発生し、最大で震度7の揺れを体験できました。地震の揺れを体験することで、まだ大きな地震を体験していない子供たちに地震の怖さを教えることができ、貴重な体験になりました。

私たち大人も揺れることが分かっている中での体験だったので事前に身構えることができましたが、実際の地震は突然やってきます。改めてどんな状況でも家族や自分の身を守ることを考えて生活していきたいと思いました。

 体験のあとはラジオでの臨時放送受信訓練をしました。FMラジオの周波数を77.1MHzに合わせると所沢市の臨時放送が聞こえ、無事に受信が出来たことを確認しました。今回の放送内容はテスト放送でしたが、実際に災害が起きた場合は被害状況や避難場所の情報が放送されるそうです。FMラジオ77.1MHz、忘れないようにラジオに貼っておこうと思います。

 最後に炊き出しで作ってくれたわかめご飯、非常食のカンパンや缶詰、山菜おこわが配付されました。炊き出しのわかめご飯は想像していた以上においしかったです。

 今回の避難訓練では、避難経路の確認、消火器や地震の体験を通して学びの多い時間となりました。実際に災害が起きたらどうなってしまうのかは想像できませんが、助かる確率を少しでも高くすることが出来るように、今回参加できなかった方も一度は参加してみて欲しいと思います。 

参加した方は次のような感想を話されていました。次回はみなさんも参加してみてはいかがでしょう。

・東日本大震災級の震度7 を 体験しました。 椅子に座ってシートベルトを止め、握り棒を握っているのが精一杯。 立ち上がってどこかに移動したりなどとても無理 。 30秒が とても長く感じられました。

•消火器を使う 体験をしました。 いざとなったら すぐ使えるよう 年に1回は 使ってみることが大事だと思いました 。 ピンを抜く、 ホースを持って火に向け、 レバーを握り放水の 3ステップ でした。

・体育館がとても寒くて 毛糸の帽子、手袋、 ホカロン を持ってくればよかったと後悔しました。 冬の避難生活を想像しました。

・以前参加した防災訓練では 炊き出しをしたり 防災倉庫の中の点検をしました。
 今回は 消防署の方や市役所の方からの 指導もあり とても良い 体験でした。
 体育館は冷え切っていて、夏の暑さや冬の寒さがそのまま伝わるので 避難所としては 不十分だと感じました。

地域からこんなにたくさんの方が参加されました。

消化器の使い方の体験訓練。お年寄りも子どもも一緒に取り組みました。

地震体験車で、実際の地震の揺れを体験します。(関東大震災と東日本大震災の再現です。)

地震体験車で揺れを体験します。

中に居るとこんなに揺れます。とても立っていられません。

最後は災害ラジオ受信の訓練です。77.1MHz、覚えておきましょう。

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